被爆者から被爆体験を聞き取り証言集を発行し続けている「長崎の証言の会」が総会を開き、会の体制や被爆80年の活動方針などを確認しました。
長崎市内で開かれた長崎の証言の会の総会には被爆者や被爆二世などの会員約20人が参加しました。
証言の会は1969年から被爆者の声を掘り起こし証言集にまとめていて、集めた被爆証言はのべ1112編に上ります。
被爆80年にあたる2025年度の活動方針については英語版の証言集の販売に力を入れることや被爆遺構めぐりの案内役を増やしていくことなどが示されました。
長崎の証言の会 山口 響 事務局次長
「ノーベル平和賞もあって海外の方々に原爆の恐ろしさについて知ってもらう、非常にいい機会が訪れている時期」
会の体制についても話し合い被爆者の築城昭平さんが代表委員を退任し顧問に就く案が承認されました。
代表委員は、記者発表や声明を出す際など主に対外的な役割を担っていてこれまで3人体制でしたが今後は2人体制となります。
代表委員は城臺美彌子さん、大矢正人さんです。