林官房長官は20日午前の定例会見で、日本時間21日未明に、アメリカでトランプ政権が発足することを前に「日米同盟は引き続き我が国の外交安全保障政策の基軸だ」と述べた。
林長官は、会見で「トランプ新政権との間では、できるだけ早い時期に日米首脳会談を実現し、首脳間で率直に議論し、強固な信頼協力関係を構築し、日米同盟をさらなる高みに引き上げていきたい」と述べた。
また、新たに発足するトランプ政権と「日米両国が自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、手を携えて努力することが、地域と世界の平和と安定に大きく寄与するとの認識を共有したい」と述べた。
トランプ大統領の就任式には、日本政府から岩屋外相が外相として初めて出席する。林長官は「トランプ新政権が日本との関係を重視していく姿勢の表れだ」との認識を示し「まずは信頼関係をしっかりと構築する機会としたい」と述べた。岩屋外相の就任式出席について林長官は「次期国務長官候補との会談を含めてトランプ新政権の高官との間で議論をし、来たる日米首脳会談が有意義なものとなるように、新政権側との意思疎通をしっかり行いたい」と首脳会談に向けた関係構築に意欲を示した。