東京・月島署で17日、暴力団組員の男が詐欺容疑で逮捕された。
仲間と共謀して滋賀在住の女性に嘘の電話をかけ、現金約100万円を騙し取った疑いが持たれている。犯人逮捕につながったのは、“特殊捜査班”・通称「TAIT」の存在だった。

現金100万円騙し取ったか…暴力団組員の男を逮捕

東京・月島署で17日午前9時頃、カメラが捉えたのは口元に手をやり、一瞬、笑みを浮かべたようにみえる男。暴力団組員の山岡翔容疑者(41)だ。

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この男の逮捕には、ある特殊捜査班が投入されていた。

山岡容疑者らは、仲間とともに滋賀県に住む60代女性に嘘の電話をかけ、現金約100万円を騙し取った疑いが持たれている。

金は、「出し子」役の男が埼玉県内のATMで引き出し、都内の駅のコインロッカーに預けた後、山岡容疑者らが回収したという。

“特殊捜査班”「TAIT」とは

山岡容疑者の逮捕に必要だったのは、都県を跨いだ広域捜査だ。

投入された部隊が、通称「TAIT」。特殊詐欺連合捜査班だ。

広域的な特殊詐欺の捜査を専門とする部隊で、大都市圏を中心に500人の捜査員が所属している。2024年4月の発足から、わずか8カ月で検挙数は300人に上る。

今回、警視庁は「TAIT」を投入し、迅速に防犯カメラを捜査。山岡容疑者の逮捕に至ったという。
(「イット!」1月17日放送より)

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