イスラエルとイスラム組織ハマスは、日本時間の19日午後3時半から停戦する予定でしたが、まだ始まっていないとみられます。

ハマスが解放する人質のリストの提出を巡って、情報が錯綜(さくそう)しています。

現地からFNNイスタンブール支局・加藤崇支局長が中継でお伝えします。

私は今、パレスチナ自治区ガザから1.5kmほど離れたスデロットという街にいます。

私の後ろにあるのがガザ地区北部ですが、予定した停戦開始時刻を過ぎた後もイスラエル軍の空爆の大きな音、そして大きな煙が上がっているのが確認できました。

ネタニヤフ首相は予定時刻直前に、「ハマスが解放する人質のリストを出しておらず、提出するまで停戦しない」との声明を出しました。

ハマスも、リストの提出の遅れを認め、「技術的な問題だ」としていますが、先ほどイスラエルメディアによると、リストが提出されたということです。

合意した6週間の停戦では初日にハマスが拘束している人質3人を解放する予定で、18日、テルアビブ市内では合意が順調に進むことを願う市民の姿が見られました。

テルアビブ市民:
泣けてくる、彼らが家に戻ってくるのが本当にうれしい。すべてうまくいくことを願っている。

一方、ネタニヤフ首相は必要に応じて戦闘を再開する権利をアメリカから支持されているとしていて、停戦が始まっても、恒久的な停戦につながるかは不透明な状況です。

フジテレビ
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国際取材部
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