激しく吹き出し続ける煙。

 住宅街を包み込むように広がり続けます。

 1月16日午前11時ごろ、札幌市中央区南13条西10丁目の2階建ての住宅で「コンセントから火が出た」などと消防に通報がありました。

 一時住宅の内部が炎上し火は3時間ほどで消し止められましたが、約150平方メートルが焼けました。

 当時住宅には60代の女性と5歳の男の子がいましたが、逃げて無事でした。

 警察は、住宅1階のコンセント付近から出火したとみて、状況を調べています。

 出火の原因がコンセントとみられる火事はあとを絶ちません。

 こちらは家電などの安全な取り扱いの注意喚起をしている「NITE=製品評価技術基盤機構」の実験映像です。

 「配線器具は一度購入して接続すると、気にする人が少ない箇所。たまったホコリを取り除く際は、アルコールスプレーや洗浄液などで掃除するのではなく、から拭きで掃除することを心がけてほしい」(NITE 岡田大樹さん)

 出火原因は様々ありますが、その1つが「ホコリ」。

 付着したホコリや水分を通じて、プラグに異常な電気が流れ発火する恐れがあります。

 掃除は“から拭き”が重要です。

 また、プラグが変形したままでの使用による接触不良や、延長コードのたこ足配線で最大消費電力を超えた使用も発火の原因となります。

 特に冬場は消費電力が多い暖房器具を使う機会も多く、注意が必要です。

北海道文化放送
北海道文化放送

北海道の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。