雪が少ない札幌ですが、1月16日夜から一転して、最大50センチの大雪の恐れがあります。
太平洋側でも、大雪や猛吹雪になり、交通機関に影響がでる可能性があります。
「札幌の幹線道路です。車道に雪は一切なく道幅も広いため、車通りもスムーズです」(熊坂友紀子記者)
真冬とは思えないほど雪が少ない札幌中心部。
札幌は、年明けからほとんど雪が降っておらず、1月16日の積雪は26センチと平年の半分ほど。
5年ぶりに少なくなっています。
「この雪のない状態が我々には本当にありがたいというか。走りやすくて、全然いいですよね」(タクシー運転手)
「少ないですよね。とっても歩きやすいし車も運転しやすい」(札幌市民)
「札幌中央区の住宅街にきています。道路には雪山はなく、屋根にも積もっていません」(熊坂記者)
例年なら高い雪山で道幅が狭くなる住宅街の道路も、今は、ほとんど雪山はありません。
路面はカチカチに凍っているものの、視界はよく、車や歩行者は通行しやすい状態です。
この冬は、地域によって雪の降る量が偏っています。
画面上の札幌と画面下の岩見沢市で比べると、その差は歴然としています。
札幌の積雪は平年の49%ですが、岩見沢は平年の158%で、岩見沢周辺で特に雪が多くなっているのです。
ただ、16日夜からは雪の少なかった札幌周辺や太平洋側で、今シーズン一番の大雪になる予想です。
16日夜からの雪雲の予想です。
16日夜、北海道南部から吹雪となり、1月17日の朝にかけては、太平洋側で大雪や猛吹雪の荒れた天気となりそうです。
特に札幌周辺は、1月17日の朝から断続的に吹雪となり、最大50センチの大雪となる予想です。
大雪の予想のため、北海道を発着する空の便は、日本航空・全日空ともに、1月17日は、新千歳空港や、函館・釧路空港などで、運航に影響が出る可能性があるとしています。
今季一番の雪の量となりそうです。
低気圧に伴う雪雲、寒気に伴う雪雲。
この2つの雪雲が、北海道全体にかかっています。
そのため、雪のエリアも変ってきそうです。
1月16日の夜は、北海道南部の太平洋側で、低気圧の雪雲がかかり、最大30センチ。
1月17日の札幌などの道央圏は、寒気に伴う雪雲の影響で、夜にかけて、最大30センチから50センチ。
雪の量は、札幌近郊や札幌市内では、北区・東区が中心となりそうで、最大50センチ。
北海道南部の檜山地方などでも40センチ。
除雪が追い付かなくなり、交通の混乱や車の渋滞も予想されるので、不要不急の外出は控えたほうが、よさそうです。