家計への打撃がさらに強まりそうです。ガソリンに対する政府の補助金が16日からさらに縮小されたことから、ガソリンや灯油などの店頭小売り価格の引き上げが一気に広がる見込みです。
松江市のガソリンスタンドでは…。
坂西美香アナウンサー：
こちらのガソリンスタンドの価格表示板には、レギュラーガソリン1リットルあたり184円とあります。きょうからガソリン補助金が一段と縮小されますが、こちらのスタンドでは今週いっぱい値段は据え置きとなっています。
政府は、原油価格の高騰を受けた緊急的な措置として、3年前から価格を抑えるための補助金を出し、ガソリン価格を175円前後に抑えてきました。しかし厳しい財源を理由に、補助金を2024年12月に縮小、そして16日からさらに縮小しました。
最新のデータでは、レギュラーガソリン1リットルあたりの平均価格は、島根県が185.6円、鳥取県が185.9円で、先週よりさらに上がっています。
給油に訪れた人：
ずっと上がり続けているところではあるので、これ以上は上がってほしくないなという気持ちはあります。ガソリンスタンドに入る前に金額を見て、また値上がりしているなというのを常々感じています。
給油に訪れた人：
生活は苦しいですね。しょうがないですね。
一方ガソリンスタンド側は…。
岡田商店・砂流誠治さん：
来週以降に値上げする予定です。（お客さんは）諦められている感じが強いですよね、要るものは要りますし。
このスタンドでは、今週いっぱいは据え置きで、来週に値上げを予定しているとしています。加えて灯油も18リットルあたり島根県が14円、鳥取県が18円で、前の週より値上がりしています。小売店によって多少の差はあるものの、16日から順次値上がりするのは避けられない状況で、家計への打撃がさらに強まりそうです。
