インフルエンザの感染が増えています。

最新のまとめでは今シーズン2番目の感染者数が報告され、4週連続で警報レベルになっています。

医療関係者は、流行はまだ続くとみています。

西彼杵郡長与町にあるクリニックでは午前だけで10人ほどが発熱外来に訪れています。

こちらの男性は15日夜に発熱したため、インフルエンザに感染しているか検査を受けました。

「とりあえずインフルもコロナもでませんでした」

陰性だったものの、発熱から12時間以内は検査をしても反応が出ないこともあるため注意が必要です。

県感染症情報センターによると、今月12日までの1週間に県内70の医療機関から報告があったインフルエンザ患者の報告数は前の週より102人増えた3294人でした。

定点当たりは「47.06」で4週連続で警報レベルになっています。

今シーズンの中では統計開始以来、最多となった年末に次ぐ報告数になっていて、高止まりが続いています。

こが内科外科クリニック 古賀崇 理事長
「ピーク時は発熱外来に20数名来られて、その6~7割がインフルエンザ」「毎年、長崎は年明けから増えてくるが、今年は11月の終わりぐらいから増え始めていて、ここ2~3年(コロナが流行していて)ほとんどインフルエンザの方がいなかったので、ワクチンを打っていない方が免疫がないから、それで爆発的に今年は増えたと思う」

現在はA型のインフルエンザが流行していますが、古賀理事長は今後はB型に移行していくとみています。

古賀崇 理事長
「インフルエンザは大体、毎年4月ぐらいまで流行しているので、今年もそれくらいまでは注意が必要かと思う」

インフルエンザの感染から脳炎や肺炎などにかかり、特に子どもやお年寄りは重症化するリスクもあるため、これからもしっかりとした感染対策が必要です。

テレビ長崎
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