東京・有明に新たにオープンするフードコートの狙いに迫りました。
上はもちもち、下はかりっとした「焼き小籠包」に、海鮮などの具材をのりで包んで食べる「寿司ドッグ」。
東京・湾岸エリアの有明ガーデンに15日オープンを迎える第2のフードコート「ARIAKE FOOD STAGE」。
特徴は、イベントホール「東京ガーデンシアター」が隣接する立地を生かした空間づくり。
“推し活”として活用できるフードコートです。
入り口の照明は、その日ライブを行うアーティストのイメージカラーにライトアップされ、モニターにはライブ映像を流し、アーティストとのコラボメニューも用意することで、推し活を盛り上げます。
さらに、ライブの余韻も楽しんでもらえるように、一部を除き、午後11時まで営業します。
一方、このフードコートが誕生した背景には、有明エリアならではの“ある課題”がありました。
住友不動産商業マネジメント 有明モール運営部・坂巻裕太部長:
東京五輪レガシー施設の高稼働もあって、週末を中心に5階のフードコートが座席が足らない状態になってしまっていて、この1年以上、課題としてあった。
東京ガーデンシアターに加え、東京オリンピック・パラリンピックのレガシー施設などが点在する有明エリア。
それに伴い、有明ガーデンでは既存のフードコートでメインターゲットとなるファミリー層の客席が不足するように。
そこで、今回の空間をオープンさせることで、それぞれの利用シーンに合わせ来店客を分散。
推し活という新たなアプローチに加え、ファミリー層の満足度の向上にもつなげていきたい考えです。
住友不動産商業マネジメント 有明モール運営部・坂巻裕太部長:
客席不足を解消するのが1つ目の目的。2つ目が単純に客席数をただ増やすだけでなく、コラボ企画などを通じて、より高揚感を得てもらい、シアターだけでなく商業も通じて街区全体で楽しんでもらえるといい。