2024年、岩手県盛岡市に住む高齢の女性2人が警察官や検察官を騙る特殊詐欺の手口によって、現金合わせて4880万円をだまし取られていたことがわかりました。

同じ手口で詐欺の被害に遭ったのはいずれも盛岡市の80代と70代の女性合わせて2人です。

警察によりますと、2024年、それぞれの自宅に警察官や検察官を名乗る犯人から電話があり、「暴力団があなた名義の口座で資金洗浄をしていた。あなたも容疑者だ」、「無実を証明するため個人情報を教えてほしい」などと言われ、2人は貯金額などの情報を聞き出されたということです。

2人はその後、犯人からの「無実を証明するため口座の現金を預けてほしい」、「警察がお札の番号を照会するので現金を何かに入れて庭に置いて」という指示に従い現金をまとめてバッグなどに入れ、自宅の敷地内に置いたということです。

その後、現金が何者かに持ち去られたことで被害が発覚。
80代女性は約3100万円を、70代女性は約1780万円をだまし取られました。

警察はこうした詐欺の対策として「知らない番号からの電話には出ないでほしい」と注意を呼び掛けています。

岩手めんこいテレビ
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