静岡県御前崎市にある白羽神社で3日、さい銭を盗むドロボーの犯行の様子がカメラに捉えられた。ドロボーはさい銭を盗んだ後、社務所にも侵入し、釣り銭用の現金約10万円も持ち去ったという。宮司は犯行について、「社務所まで入ってくるのは経験ない」と驚いた様子で話していた。
“さい銭ドロボー”の姿をカメラが捉える
静岡県御前崎市の白羽神社で、3日午前2時過ぎに撮影されたのは、賽銭箱を物色し、小銭をかき集めて持ち去る“ドロボー”の姿だ。

市の指定文化財で1200年以上の歴史を誇る白羽神社の本殿に侵入した、1人の人物。賽銭箱の前でのぞき込むような仕草を見せると、引き出しを開け、中にある小銭をかき集める。
しかし、手当たり次第に持ち去るのかと思いきや、しゃがんだまま何かを選別する様子を見せていた。その様子について宮司は、「さい銭を明らかに選んでいます。おそらく500円玉とか100円玉とかを選んで、5円とか1円とかははじいてたような」と語る。
その後、ドロボーは金を集め、その場を立ち去った。
窓ガラス割って侵入…社務所からも現金約10万円盗む
しかし、約5分後に「パリーン!」と神社に大きな音が鳴り響いた。

なんと、ドロボーはさい銭だけでは飽き足らなかったのか、本殿から20mほど離れた社務所に窓ガラスを割って侵入。釣り銭用の現金約10万円を盗み取って行ったのだ。
これには宮司も、「さい銭ドロボーって、大体拝殿のさい銭を盗んでるけど、社務所まで入ってくるのは、経験ないですね」と驚いた様子。

また宮司は犯行について、「参拝者の感謝の気持ちや願いが込められたさい銭を、自分の欲望のままに取るというのは、人間は許しても神様は許してくれない」と話している。
(「イット!」 1月10日放送より)
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