韓国警察は尹錫悦大統領に対する拘束を阻止した疑いで、大統領警護庁トップ代行の拘束令状を裁判所に請求しました。
聯合ニュースによりますと、韓国警察は大統領警護庁のトップを代行している金声勲氏が、尹大統領に対する拘束を阻止した疑いで拘束令状を裁判所に請求しました。
金氏は警護庁内の「強硬派」とされ、これまで3度の出頭要請にも応じておらず、11日に出頭を拒否した際に「一時も離れられない」と尹大統領の身柄拘束に対抗する姿勢を示していました。
こうした中、尹氏の弁護団は、憲法裁判所で14日に開かれる予定の初弁論に尹氏は出席しないと明らかにし、「無効な拘束令状を違法な方法で執行しようとしていて身の安全に対する憂慮がある」と批判しました。
一部の世論調査で尹大統領の支持率が40%に回復したことが物議を呼ぶ一方、尹氏の弾劾に反対する人が増加傾向にあるのも確かで、混乱の収束は見通せていない状況です。