この冬一番の寒気が流れ込んでいる県内。
昨夜から降った大雪をドキュメントで振り返ります。
9日午後6時すぎ。
県内全域に大雪警報が出され、富山市では午後8時に積雪が14cmを超えました。
*リポート
「富山市の山間にある楡原駅です。気温はマイナス5℃、午後11時半を過ぎて雪の量がさらに増えました」
富山市猪谷では午前0時に積雪が59cmに達し、雪はその後も断続的に降り、朝にはこの冬一番の76cmの積雪を記録しました。
積雪が、除雪車が出動する基準の10cmを超え、県道を確保するため待機している800台のうち半分が逐次、出動しました。
*除雪していた住民
「(除雪車の音で)目が覚めて飛び起きた。きのうから準備はしていた」
高岡市伏木中央町は地震による液状化で融雪装置の配水管が損傷し、およそ300mに渡って水が流れない状態となっているため、ここでも除雪車が入り雪をどけていました。
*住民
「消雪装置の水が出ない。水が出ないから(除雪車が)来た」
冷え込みが厳しく、県内全ての観測地で最低気温は氷点下を下回り、観測地点10カ所のうち6カ所で今シーズン最も低い気温となりました。
*リポート
「砺波インターチェンジ前です。雪でスリップしたとみられる車が道路の一部を塞いでいます」
県内の道路が圧雪状態で、朝の通勤時間帯には多くのスリップ事故が発生しけがをする人も続出しました。
交通機関にも大雪の影響が出ました。
あいの風とやま鉄道が始発から一部の列車に遅れ、JR高山線では特急3本が運休しました。
*利用者
「早起きしてなるべく早く家を出た。電車の遅れがないか心配」
「特急ひだで出張先に行こうとしていたが動いてない。同僚とどうするか考えている。インターネットで調べたが把握できなかった」