クリスマスイブを迎えた12月24日、各地の洋菓子店ではクリスマスケーキ作りに追われる例年どおりの光景が見られますが、やはり2024年ならではの事情もあるようです。

松江市の洋菓子店。

村上遥アナウンサー:
イチゴがたっぷり乗ったタルトにミルフィーユなど、松江市内のケーキ屋では朝からクリスマスケーキの仕上げに追われています。

王道の生クリームとイチゴのケーキに、パイでカスタードクリームとイチゴを挟んだ特大ミルフィーユ。松江クロードでは24日と25日、合わせて約2000個の販売を見込んでいて大忙しですが、2024年ならではの苦労も...。

松江クロード・佐川達也常務:
イチゴが、夏の時点でクリスマスに間に合わないんじゃないかと聞いていまして。

2024年は、夏の猛暑の影響で島根県産のイチゴが激減、そのため、九州から仕入れるなどしてなんとか必要量を確保できたということですが...。

松江クロード・佐川達也常務:
普段買ってたことを思うと、倍ぐらいに跳ねあがりました。

イチゴのほか小麦粉や卵など、とどまることを知らない材料価格の高騰に見舞われている中、それでもほとんどのケーキを2023年と同じ価格に据え置いたといいます。一方、2024年ならではのユニーク商品も...。
「妖怪をモチーフにしたカッパと雪女のケーキ」、松江縁の文豪・小泉八雲の代表作「怪談」の出版120周年を記念したケーキです。こうした努力と工夫の中、店内は買い物客で賑わっていました。

お客さん:
自宅で、家族で食べます。好きなので2つ食べます。

店では「ケーキで明るい気分を」と願いを込めていました。

TSKさんいん中央テレビ
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