「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家の男性を殺害した罪に問われている元妻の裁判員裁判で12日午後、判決が言い渡されます。直接的な証拠がないなか元妻は無罪を主張している。
![和歌山地裁前(12日午前すぎ)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/f/f/700mw/img_ff1e00e236875f70052cc1d56ac7d308330466.jpg)
午前11時すぎ、注目の判決を見届けようと和歌山地裁前には傍聴券を求めて長い列ができた。
須藤早貴被告(28)は6年前、和歌山県田辺市で元夫で資産家の野﨑幸助さん(当時77歳)に覚醒剤を摂取させ殺害した罪に問われ、初公判で無罪を主張した。
検察側は、須藤被告が事件前に「老人 完全犯罪」などと検索していたことや、野﨑さんが覚醒剤を摂取したとされる時間に自宅で2人きりだったことを指摘。「須藤被告が犯人であれば行動が自然で、犯人でなければ行動が不自然になる」として、無期懲役を求刑した。
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一方、弁護側は野崎さんがどのように覚醒剤を口から摂取したのか明らかになっていないと指摘。直接証拠がない中、「うすい灰色をいくら重ねても黒にはならない」と主張した。
判決は12日午後1時40分から和歌山地方裁判所で言い渡される。
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