事故を起こしかける突飛な車が相次いで撮影された。
三重県では、横断歩道で車が歩行者と衝突寸前の距離を猛スピードで通過し、撮影者を驚かせていた。
また京都府では、急に車が車線変更し、隣を走る車の前に飛び出す危険な瞬間もカメラにとらえられている。
【鈴鹿市】目の前を車が猛スピードで
三重・鈴鹿市で7日午後3時ごろに撮影されたのは、横断歩道を渡ろうとする男性だ。
当時、ドライバーは横断歩道の前で停車し、男性が歩き始めたところだった。
しかし次の瞬間、ドライバーの背後から車が猛スピードで横断歩道を通過。
渡っていた男性はギリギリのところで止まり、衝突を回避していた。
その足元は、つま先立ちだ。
あと半歩進んでいれば、車にひかれていた状況だった。
間一髪の場面に出くわしたドライバーは、「反射的にクラクション鳴らして警告はできたが、びっくりして声も出なかった」と話す。
本来、横断歩道は歩行者の優先がルールとされている。
横断歩道を渡っていた男性は、そのまま会釈をして去ったという。
ドライバーはすべてが過ぎ去ってから一言、「超危ねえ!」とぼやくしかなかった。
【京都市】飛び出してきた車
京都市で9日午前10時半ごろ、この場所でもあわや衝突の瞬間が撮影されていた。
当時、ドライバーは追い越し車線を走っていたという。
その時、ドライバーは「うぉお!何やっとん!」と声を上げる。
なんと左の車線を走っていた車が突然曲がり、目の前に出てきたのだ。
ドライバーはなんとかハンドルを切り、衝突を回避した。
ドライバーは、「『あ、もうぶつかった』と思って、本当にヒヤッとした。たぶんUターンしようと思ったんだと思う」と話す。
また、相手の車はUターン直後に止まったものの、すぐに立ち去ったという。
当時を振り返り、ドライバーは、「その人にイライラというよりは、本当に無事でよかったという気持ちが大きいです、自分の中では」と何事もなく安堵(あんど)していると語っている。
(「イット!」 12月11日放送より)