ついこの間まで「秋なのに日中暑い」などお伝えしていた気がするが…
“ドカ雪”が降り始めている。
12月7日(土)、8日(日)の週末は各地でまとまった雪が降ったが、このあとも14日(土)をピークに広い範囲で大雪となりそうだ。
この時期としては“10年に一度の大雪”になり、地域によっては平年の3倍以上の雪が降る可能性がある。
“10年に一度”平年3倍以上の雪も
11日(水)から19日(木)にかけて冬型の気圧配置が強まり、寒気の影響を受けそうだ。
この時期としては“10年に一度の大雪”になる可能性がある。
この記事の画像(4枚)気象庁が発表した「大雪に関する早期天候情報」では、警戒を呼びかけている地域、警戒期間、予想降雪量の平年比は以下の通りとなっている。
【北海道日本海側】
警戒:11日(水)頃から約5日間
降雪量:平年比1.57倍以上か
【東北日本海側】
警戒:11日(水)頃から約5日間
降雪量:平年比2.33倍以上か
【北陸】
警戒:11日(水)頃から約5日間
降雪量:平年比3.02倍以上か
【長野県北部・群馬県北部】
警戒:11日(水)頃から約5日間
降雪量:平年比2.77倍以上か
【岐阜県山間部】
警戒:11日(水)頃から約5日間
降雪量:平年比3.45倍以上か
【近畿日本海側】
警戒:13日(金)頃から約5日間
降雪量:平年比3.09倍以上か
【山陰】
警戒:13日(金)頃から約5日間
降雪量:平年比2.86倍以上か
平年この時期の5日間降雪量と比べて、2~3倍の雪が一気に降る可能性がある。
北海道~本州の日本海側の広い範囲で、大雪に警戒が必要だ。
「警報級」 ピークは14日か
雪はこの先、日本海側を中心に広く降り続きそうだが、ピークは「西高東低」の冬型の気圧配置となって、強烈な寒気が流れ込んでくる14日(土)となりそうだ。
10日(火)現在では、14日(土)と15日(日)に、群馬県北部と長野県北部で大雪警報が出される可能性が「中」となっている。
最新情報に留意を
このあと、ピークである週末が近づくにつれて、気象庁からさらに詳しく各地の降雪量の予想や警戒点が発表されていく。
メディアがお伝えできる情報もより具体的になっていくので、特に週末にかけて、おでかけ等をご予定されている方は、行き先やルート上の最新の雪情報に十分留意いただきたい。
(執筆:フジテレビ気象センター・川原浩揮)