千葉・館山市で、シルバー人材センターから派遣された作業員たちが、民家のミカンを無断で大量にむしり取る迷惑行為を行った。
枝を勢いよくへし折ったほか、敷地内でゴミのポイ捨てや“用を足す”など、ほかの迷惑行為も確認された。
シルバー人材センターは謝罪し、作業員たちは退会したという。
「いただきまーす」ミカンの木に一礼し「ボキッ!」
千葉・館山市で、次々と実ったミカンをむしり取る高齢の男たちをカメラがとらえていた。
この記事の画像(39枚)1人の男が「いただきまーす」と言うと、ミカンの木に一礼。
すると、くわのような道具で上の枝をたぐり寄せ、実ったミカンを次々ともぎ取っていった。
さらに、枝を勢いよくへし折り、男たちはそのままミカンを持ち去っていった。
被害者の許可を得て現場に行ってみると、無残にも中がむき出しの状態になった枝が。
被害者も「開いた口がふさがらない」とあきれた様子だ。
「開いた口ふさがらない」正体はシルバー作業員
なんと彼らの正体は、地域のシルバー人材センターから派遣された作業員だったのだ。
地域の清掃活動などを行う彼らが、いったいなぜ、このような行為に及んだのか。
そして5日、事態は急展開。
この動画が発端となり、男たちが所属する人材センターが急きょ、謝罪会見を開いた。
「イット!」が、担当者を直撃した。
動機は「好奇心…おいしそうだったと」
シルバー人材センターの事務局長:
(ミカンをもぎ取った動機は?)好奇心と言っておりました。(どのような好奇心?)おいしそうだったと…。
作業員たちは当時、被害者宅が隣接する土地の人から草刈り作業の依頼を受け、現場近くへと派遣された。
被害者の土地が隣接していたため、被害者からも了承を得たうえで作業を開始したという。
会見で、いくつのミカンをとったか問われると、事務局長は「7~8個と聞いております」と回答。
しかし被害者によると、弁解に食い違いがあった。
被害者:
7~8個!?映像だけでも10個いってますから。
ほかにも鼻をかんだティッシュなどのごみを捨てたり、敷地内で“用を足す”などの迷惑行為もあったという。
人材センターは今回の件を受けて、該当の作業員たちに退会勧告を行い、5日午後、退会したという。
(「イット!」12月6日放送より)