大分・中津市の無人販売店で11月、ニット帽を被った男による窃盗の様子がカメラに捉えられた。男は冷凍食品やチーズケーキ、ジュースなどを品定めし、会計をせずに店を出た。同様の被害が相次ぎ、店は毎月約10万円の被害が出ているという。

商品をじっくりと品定めする“グルメなドロボー”

11月25日午前2時半ごろ、大分・中津市の無人販売店でカメラが捉えたのは、じっくりと品定めする“グルメなドロボー”の犯行の一部始終だ。

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ニット帽を目深に被り、手袋をつけた男がやってきた。現場となったのは馬肉などを取り扱う無人販売店だ。

買い物客を装っているのか、入り口近くのカゴを手にする男。迷うことなく冷凍食品のチャーハンをひとつ入れた。

すると今度は、じっくりと品定め。一度手に取ったものの、戻した。男が選んだのは、店のオーナーによると「20個入りの焼おにぎり」だという。

食後のデザートだろうか、男はその後チーズケーキやジュースなどを次々とカゴへ入れた。男はセルフレジに向かうと、ポケットから持参した袋を取り出し、商品を移し替えていった。

店では“グルメなドロボー”による被害が相次ぐ

そして、会計をするのかと思いきや、なんと、そのまま店を出て行ったのだ。

店のオーナーは「商品を選定していたので、自分の好みに合った商品を単純に取っていったんじゃないか…」と話している。この店では他にも“グルメなドロボー”による被害が相次いでいるという。

その額を、店のオーナーは「毎月10万円ぐらい被害にあっているような状況ですね」と話している。オーナーは警察に被害届を提出したという。
(「イット!」12月5日放送より)

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