5日朝、栃木・宇都宮市の住宅で40代くらいの男性が死亡していた事件で、警察は現場から車で逃走していた39歳の男を群馬県内で確保した。被害者と逮捕された男との間に何があったのか…。

男性の顔には切り傷が数カ所、頭には殴られた痕があった

5日午前8時ごろ、「男性が友人にトラブルで殴られた」と119番通報があった。

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警察官が駆け付けたところ、住宅の2階で40代くらいの男性が死亡しているのが見つかった。男性の顔には切り傷が数カ所あり、頭には鈍器のようなもので殴られた痕があったという。

その後、警察は現場から車で逃走していた39歳の男を群馬県内で確保した。

その時の様子を捉えた映像では、黒い車の周囲を取り囲む大勢の警察官が確認できる。
その中央に青い服を着た容疑者とみられる男の姿が映っている。

当時の状況について目撃した人は「1台着いたら次から次へとパトカーや覆面パトカーが来た。1カ所に集まって1人の人が手を上げて、車の中に乗せられた」と振り返る。

男が犯行を認めたため、警察は殺人の疑いで逮捕した。

被害男性は「最初は家族でいたみたい、お子さんもいた」

被害者と逮捕された男との間に何があったのでしょうか。

被害男性について近隣住民は、「最後はきのう。きのうの午前中(に見かけた)。挨拶しようと思ったけど行っちゃって、挨拶もできなかった。1人暮らしだと思います」「最初は家族でいたみたい、お子さんもいた。(引っ越して来て)、1年ぐらいしたら姿を見なくなった。お付き合いはなかったので」と話す。

一方で、自宅から大きな声が聞こえることもあったという。

被害者宅の近隣住民は「うちの娘が『よく大きい声を出している』と…。あそこの旦那さん『毎日大きい声を出している』と言っていた」と話す。

警察は、2人の間に何らかのトラブルがあったとみて調べている。
(「イット!」 12月5日放送)