岐阜市で11月、2人組の男が無人販売店の料金箱をバールのようなもので破壊し、現金約7000円を盗み逃走した。
防犯カメラにはその様子が記録されていて、店は警察に被害届を提出している。
料金箱を狙う2人組の手口
岐阜市の無人販売店で11月29日午後11時ごろ、カメラがとらえたのは、バールのようなものを使い、店の料金箱をこじ開けようとする全身黒ずくめの2人組だ。
この記事の画像(12枚)あの手この手で店のお金を盗み取ろうとする、ドロボーたちの生々しいやりとりの一部始終だ。
黒い衣服で身を包み、ピンク色の手袋をして店を訪れた2人組。
店内に入ると、商品には目もくれず、料金箱へと向かった。
すると、バールのようなものを穴に差し込み、さらに金づちのようなものを使い、力いっぱいたたきつけ、料金箱を破壊した。
1人が箱の奥へと手を突っ込み、金を抜き取ったかと思いきや、なぜかその手には何も握られていなかった。
被害に遭った店のオーナーは、「料金箱は、中が複雑な構造になっております」と話す。
実はこの料金箱、簡単にはお金を取り出せない仕組みになっていたのだ。
しかし、ドロボーたちは必死に壊し続けた。
そして料金箱から、金を抜き取ったのだ。
勢いづいたドロボーたちは「もう少し穴広げたらいける?」、「うん」、「どこまでやったらいける?」、「いける?これでいける?」という会話をしていた。
あの手この手で…店は被害届を提出
さらに金を抜き取ろうとするが、奥のお金になかなか手が届かない様子だ。
すると、次の手段に打って出た。
店に置いてあったテープを使い、料金箱の中に垂らし、お札にくっつけようとしたのだ。
しかし、これはうまくいかず、「あっ!無理や!」とつぶやいた。
そして最後は、料金箱の中をライトで照らしお金を抜き取ると、そそくさとその場を離れ、店から出ていった。
店のオーナーによると、約7000円の現金が盗まれたという。
被害に遭った店のオーナーは、「これから商品がたくさん売れる時期でもあったので、とてもつらい状況です」と話していて、店は警察に被害届を提出したという。
(「イット!」12月3日放送より)