元日の能登半島地震の影響により富山湾の海底で斜面が崩壊した痕跡を新たに確認したと海上保安庁が発表しました。
海上保安庁によりますと新たな海底斜面の崩壊が確認されたのは10月から先月にかけて行った高岡市伏木沖の海底調査です。
調査では南北およそ3キロ東西500メートルに渡って海底の斜面が崩壊し、最大で10メートル深くなっていることが分かったということです。
この調査結果を受けて県水産研究所は、先月末までのシロエビ漁が去年の3割程度の漁獲量に留まったことに触れ「地震による海底斜面の崩壊がシロエビ資源を減少させた要因。今後の漁で網を入れる位置の検討に調査結果の活用が期待される」とコメントしています。