11月最終日の30日は、冬型の気圧配置の影響で北日本や日本海側は雨や雪に、太平洋側は広く晴れてお出かけ日和となりました。
2024年もあと1カ月。
冬が近づく各地の様子です。
赤く色づいたモミジが見られるのは皇居・乾通りです。
30日から秋の一般公開が始まりました。
北海道から来た人:
本当にきれいな景色だと思いました。都会のビルの谷間にこういう空間があるのは素晴らしい。
外国人観光客:
驚くほどきれいです。すべての葉が少しずつ緑や赤や黄色に変化しています。
乾通りの一般公開は、上皇さまの傘寿を記念して10年前に始まりました。
桜が見頃となる春と、紅葉を楽しめる秋の年2回公開されています。
訪れた人たちは、江戸城の面影を伝える濠(ほり)や石垣などの景色とともに、紅葉や秋に咲く桜などを楽しんでいました。
一方、北日本の日本海側などでは雨や雪の所が多くなっています。
そうした中、長野・野沢温泉村のスキー場が30日、オープン。
シーズンを待ちわびたスキーヤーやスノーボーダーでにぎわいました。
訪れた人は「楽しい!(雪が)もこもこしてるところが楽しい」「こけてますね。こけたけど楽しい」などと話しました。
2024年は2023年より雪の量が多く雪質もいいということです。
明日から12月。
富山・南砺市の神社では新年の縁起物の準備が11月30日から始まりました。
社務所に用意されたのは2025年の干支・ヘビのお守りや置物です。
神職とみこが、破魔矢にひょうたんなどを取り付けていました。
高瀬神社権禰宜・岩瀬智典さん:
巳(み)年は再生と復活の年と言われています。2025年は平穏無事に、実りの多い年となることを期待しています。
季節は秋から冬へ。
寒い季節に食べたくなるのが鍋です。
東京スカイツリーのお膝元、東京・墨田区の公園では全国の鍋料理を楽しめるイベント「ふるさと鍋グランプリinすみだ」が開かれました。
「この時期にはぴったりだと思います。めちゃめちゃ濃厚でおいしいです」と話す男性が食べていたのは、伊勢エビの頭が入った味噌鍋です。
さらには、山形のいも煮や相撲部屋直伝のちゃんこ鍋などを食べ比べることができます。
来場者は「おいしい!だしがすごく利いています」「ほたて!おいしかった。ぽかぽかする!」などと話しました。
イベントは12月1日まで開催されていて、来場者の投票でグランプリが決まります。
プロ野球・広島カープの本拠地、マツダスタジアムでは一夜限りのキャンプイベントが開かれています。
スタジアムでは9年ぶりに、天然の芝を全面的に張り替えることが決まっています。
その前にグラウンドでキャンプを楽しんでもらおうと企画されました。
参加者は「昼は広島のカキ、夜は福岡のもつ鍋」「なかなか経験することもないでしょうから、非常に楽しいです」などと話しました。
会場にはカープの守護神、栗林良吏投手(28)も登場し、ファンとの交流を楽しんでいました。