北朝鮮の金正恩総書記は、29日ロシアのベロウソフ国防相と会談し、アメリカなどがウクライナに対し自国の長距離兵器でロシアを攻撃させたとして「軍事介入だ」と批判しました。
30日付の労働新聞は1面で金総書記とベロウソフ氏が握手を交わす写真を掲載しました。
金総書記は会談で「アメリカなどがウクライナに対し、自国製の長距離兵器でロシア領土を攻撃させたことは直接的な軍事介入だ」と批判しました。
さらに「ロシアの行動は正当防衛権の行使だ」とロシアを支持する姿勢を改めて表明しました。
双方は今後の連携を確認しましたが、北朝鮮兵の派遣については触れられていません。
一方、ロシア国防省によりますとベロウソフ氏は、2025年5月にモスクワで行われる対ドイツ戦勝80周年記念の軍事パレードに北朝鮮軍を招待し、「前向きな決定を期待している」と述べました。