田畑議員の不適切な党員登録を巡っては、自民党員になった覚えがないにも関わらず、総裁選の投票用紙が自宅に届くケースが明るみになっています。
以前から投票用紙が届き、不審を募らせている男性がBBTの取材に応じました。
「気持ち悪い。名前が違うものですから。出さないでおこうということで先日捨てた」
こう話すのは、富山市に住む50代の男性です。
自民党員になった覚えのない父親宛てに、7年ほど前から自宅に党員のハガキなどが届くようになり、今年9月の総裁選の際には、家族ではない名前が記された4枚を含む、合わせて5枚の投票用紙が届いたということです。
「私含めて父親も党員ではない。家族のなかでも1人もいない。自民党の県連や市連に話を聞き、私の「家族5人が党員になっている」と。田畑事務所が紹介者になっていたということを聞いた」
男性が不審に思い、自民党富山市連に問い合わせたところ、7年前、2017年12月に田畑議員の事務所の紹介で党員に登録されていたことが判明しました。
男性は、その年の10月に行われた衆院選の際、支援企業の朝礼に訪れていた田畑議員と挨拶を交わすなどの接点はあったものの、住所などの情報を田畑議員本人や事務所に提供したことはないということです。
「びっくりですね。私は(見知らぬ)変な人がやっていたと思っていたものが、国会議員の事務所が、無断でやっているってことだったから。事務所の人が勝手にするとは思いませんので、田畑議員が主導してやっているのではないか」
男性は、会見で、田畑議員が事実を話すよう求めています。
「事実だけを聞きたい。亡くなったおじさんが勝手にやっていたということだが、それはないでしょという感じ。なんでおじさんがどういうことをするのか。納得はいかない。こんな幼稚なことをやって、また嘘をついてとなると、田畑さんをもう信じようがない」