「謎のキーボックス現象」が話題となった東京・晴海地区で、キーボックスを無断で設置した疑いで、不動産会社社長の男(52)が警視庁に書類送検されました。
不動産会社社長の52歳の男は、中央区晴海の路上の鉄柵にキーボックス1個を無断で設置して、東京都に撤去作業をさせるなどした軽犯罪法違反の疑いがもたれています。
キーボックスには、東京オリンピック・パラリンピックの選手村を転用した分譲用マンション「晴海フラッグ」の部屋の鍵が入っていました。
この会社は、内覧希望者と同行する別の不動産業者に鍵を渡す手間を省くため、キーボックスを利用していて、調べに対し「スムーズに案内したかった」と容疑を認めているということです。
高層マンションが建ち並ぶ晴海地区では、電柱やフェンスなどに多数取り付けられていることから、「謎のキーボックス」と話題になっていて、業界ではこうした手口が横行しているものとみられます。