三原じゅん子こども政策担当相は22日政府が閣議決定する総合経済対策で「全ての子ども・若者の幸せと未来を守るとの決意のもと、子ども・若者支援、子育て支援等の取り組みを思い切って強化を加速する」と述べた。
その上で総合経済対策に盛り込む重点事項として、
▼こどもまんなか社会の実現に向けた「『こどもまんなか』のバージョンアップ」
▼結婚する前の若者のライフデザインの支援などに取り組む「地域若者の将来設計の可能性の最大化」
▼保育士等の処遇改善、質の高い保育の持続的な確保などを行う「未来を担うこどものための質の高い生育環境の提供」
▼いじめや不登校対策等の強化などを行う「すべてのこどもの幸せを守り抜く」
といった四つの柱を明らかにした。
特に三原大臣は、子育て支援施設を視察した際に、保護者から保育士などの処遇改善が必要との声が寄せられたことを挙げ、令和6年度の人件費の引き上げ率を過去最大の10.7%にするとした。
また、子どもの悩みを受け止める活動の効果的な広報手段についての検討などを行う「こどもの悩みを受け止める場に関するプロジェクトチーム」を、26日に発足すると明らかにした。