ロシア当局は、ウクライナ軍がアメリカの長距離ミサイルでロシア領内を攻撃したと発表しました。

ロシア国防省は19日、ウクライナ軍がアメリカの長距離ミサイル「ATACMS」6発を使って、西部ブリャンスク州の軍事施設が攻撃を受けたことを明らかにしました。

5発を撃墜し、1発に損傷を与え火災が起きたものの、けが人はいないとしています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は「いまやATACMSがある。すべての能力を使うつもりだ」と述べ、使用を示唆しました。

ロシア軍のウクライナ侵攻開始から19日で1000日となり、長期化する戦闘に「(戦争が)早く終わってほしい」「みんなが戦っている。もちろんロシアが勝つ」などモスクワ市民の思いはさまざまです。

こうした中、プーチン大統領は19日、核兵器の使用条件を拡大した改定法案に署名しました。

ドローンなどの大規模攻撃に関して確度の高い情報を入手した場合にも核兵器を使用できるとしています。

このタイミングでの改定法案の承認は、ロシア領内への攻撃にATACMSの使用を許可したとされるアメリカへの対抗措置の意味合いもあるとみられます。

フジテレビ
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国際取材部
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