愛媛信用金庫は14日、30代の男性職員が顧客のキャッシュカードを不正に入手し、現金を引き出したとして、懲戒解雇したと発表しました。
13日付で懲戒解雇されたのは、愛媛信用金庫石井支店で営業担当をしていた男性職員(31)です。
男性職員は今年5月、「キャッシュカードが磁気不良のため、再発行手続きが必要」とうそをついて担当する顧客からカードと暗証番号を不正に入手。ATMで利息を含め290万円あまりを引き出し、着服したということです。
先月、この顧客から口座の履歴に不明な引き落としが残っていると相談を受け不正利用が発覚、男性職員は引き出した現金を借金の返済にあてていたと着服を認めています。
愛媛信用金庫は「事件の発生を厳粛に受け止め、再発防止および信頼回復に全力で取り組んでいく」とコメントしています。