アール・ヌーボーを代表する芸術家エミール・ガレの没後120年を記念した企画展が、富山市で開かれています。
エミール・ガレは、1846年、フランス東部の古都ナンシーに生まれ、様々な技法、着想で、ガラス、陶器、家具に、独自の美の世界を築きました。
会場の富山市ガラス美術館にはパリ万博に出品されたガラス作品などが展示され、家具や資料も含め、109点が紹介されています。
1889年のパリ万博で発表された、黒色ガラスを使い、屈折と反射を活かし、ジャンヌ・ダルクが堀り描かれた花器や晩年に製作された2匹のタツノオトシゴが優雅に漂う作品など、パリで成功を収めたおよそ40年の軌跡を目にすることができます。
企画展は、来年1月26日まで開かれています。