気候変動対策を話し合う国連の会議「COP29」で、東京都の小池知事は、伊豆諸島に洋上風力発電の導入を目指す考えを示しました。
小池都知事:
都心の南方、太平洋に連なる伊豆諸島、好風況なこの海域において浮体式洋上風力発電のGW級ファームの導入を目指していきます。
小池知事はアゼルバイジャン・バクーで開かれているCOP29の政府主催の会議に参加し、伊豆諸島に浮体式洋上風力発電を導入する考えを示しました。
小池知事は「あらゆるエリアで発電が可能となる「発電する未来都市」を実現していく」と強調しました。
都によりますと、浮体式の洋上風力で現在稼働しているものは、世界的にみても現時点では0.1GW程度にとどまっているということで、都が目指すGW級の浮体式洋上風力発電が実現すれば世界最大となります。
さらに、小池知事は「東京の企業が持つ優れた脱炭素技術を海外で役立てたい」として、200億円規模の新たな取組を行う考えを示しました。
具体的には、都内の中小企業やスタートアップと、グローバルサウス諸国の企業のマッチングや共同事業について支援していくということです。