兵庫県の交差点で、車道を走るシニアカーがカメラにとらえられた。
本来、歩道を走らなければならないが、シニアカーはセンターラインをはみ出しながら車道を走行していた。
バイクですれ違った撮影者は、車間距離も近く、傘で前方が見えにくい状態で危険だったと話している。
傘差し…車道を走行するシニアカー
兵庫・西宮市で1日の夕方、雨降る交差点をバイクで帰宅中だった撮影者は思わず二度見してしまう光景に出くわした。
道を左に曲がった先で目に飛び込んできたのは、なんとセンターラインをはみ出しながら道路の真ん中を進む「シニアカー」だった。
まさかの光景に撮影者は、バイクを走らせながら、「うわー、シニアカーが車道走っている」と思わずぼやく。
この記事の画像(11枚)シニアカーは傘を差しながら、ゆっくりと撮影者に向かって走行してきていた。
撮影者によれば、「もう普通に、『われを行く』って感じで、まったく気にせず、傘で前もそんなに見えてないみたいな感じ」と、前方が見えていなかったのではという。
さらに、「ほんまに(シニアカーとの)距離も1メートルもないですよ。車ならもっと危なかったですね、僕はバイクなのでまだ良かったものの」と、距離が近く危険だったと指摘している。
確かに、もしバイクではなく車だったら、大きな事故になりかねない危険な行為といえる。
シニアカーは歩道走行が原則…
交通ルールにくわしい弁護士によると、シニアカーは歩行者と同じ扱いとなるため、基本的には歩道を走らなければならないという。
また警察から指示を受けても、こうした危険行為が続けば、2万円以下の罰金を課せられる可能性があるという。
危険なシニアカーを目の当たりにして、撮影者は「もしこれで事故でも起きたら、こっちも責任が負わないといけないので、ルールは守ってほしいですね」と語っている。
(「イット!」 11月12日放送より)
11月15日午後3時追記:
記事中では現場の住所を兵庫県西宮市としていましたが、正確には兵庫県宝塚市でした。訂正します。