中国の王毅政治局委員兼外相は12日、ロシアのショイグ安全保障会議書記と北京で会談し、中ロの協力を一層強化することで一致しました。
中国国営テレビによりますと、王毅外相は会談で「国際情勢が複雑になり、外部からの挑戦が増すほど、共通の利益を守るためにより確固たる団結と協力が必要だ」と強調しました。
その上で、「ロシアと緊密な意思疎通を図り、世界戦略の安定を維持したい」と主張しました。
一方、ロシアのショイグ安全保障会議書記も「不安定な世界情勢の中で、中ロが意思疎通を図る重要性がより鮮明になっている」と応じました。
中国とロシアは、2025年1月に誕生する予測不能なトランプ新政権に対応するため、連携強化を確認した形です。