県の雪対策を話し合う会議が開かれ今シーズンは、平年より大雪となる可能性が大きいとして大雪災害への注意が呼びかけられました。
県の防災危機管理センターで行われた会議には、気象台や鉄道会社などから16人の委員が出席し、冒頭、富山地方気象台の担当者がこの冬の気象予測について説明しました。
*富山地方気象台 気象予報官 大江幸治さん
「(12月~2月の)合計降雪量が平年と比べて多い確率が40%平年並となる確率が40%。降水量・降雪量ともに平年並か多い見込みで大雪となる可能性が例年より大きい」
北陸地方は今シーズン冬型の気圧配置が強まり、降雪量は平年並みか多い見込みで、特に12月から1月にかけて平年よりも雨や雪の日が多い予想であることから、大雪となる可能性も平年に比べて高いということです。
この予測もふまえ、今年度県の総合雪対策事業費は総額約48億円で「雪災害等への対応」に約2億5000万円が増額されています。
県は2021年の大雪を受けて、災害級の大雪が予想される場合の「事前行動計画」を定めていて、自動車の利用自粛の呼びかけなども検討するとともに、出かける前には道路状況などをよく確認するよう呼び掛けることにしています。