福岡市の中学校の給食で12日に提供されたのは「博多和牛」を使ったメニュー。
生徒たちは大喜びだったんですが、その狙いを取材しました。
福岡市西区の壱岐丘中学校で待ちにまった給食の時間がやってきました。
器の中には“輝く肉の塊”が…。
実はこれ「博多和牛のサイコロステーキ」なんです。
「博多和牛」は福岡県産のブランド牛で登録された生産者が育てた黒毛和牛の中で三等級以上の肉質のことをいいます。
包丁を入れるとスムーズに切れるやわらかさ。
肉はつやのあるピンク色で、サシもしっかりと入っています。
そんな福岡の高級ブランド牛が給食に登場しました。
12日に使われたのは100グラムあたり約700円の博多和牛で、生徒たちはなんともぜいたくな味を楽しみました。
◆生徒
「おいしいです」
◆生徒
「とてもおいしかったです。高級な物を給食で食べる機会はなかなかないので、とても良い経験になりました」
あまりのおいしさにおかわりが続出し、博多和牛のサイコロステーキはあっという間に空っぽになりました。
そもそも今回、学校給食に高級な博多和牛を取り入れた狙いとは?
◆博多和牛の生産者 堀田和秀さん
「博多和牛をぜひ、食卓でも食べてください!」
12日は博多和牛の生産者が登壇し、生徒たちにふるさとの食材を愛する地産地消の大切さについて直接アピールしました。
◆生徒
「地産地消が生産者に対する助けになったり、社会にいいと思った」
来年2月には、小学校の給食でも博多和牛を使ったすき焼きが登場する予定だということです。