サッカーJ2・モンテディオ山形は、10日、千葉を相手に圧巻のゴールラッシュ。9連勝でリーグ戦を終了し3年連続となるJ1昇格プレーオフ進出を決めた。
6位の千葉とプレーオフ進出をかけて直接対決となった10日のリーグ最終節。天童市のスタジアムには千葉のサポーターを合わせて今シーズン最多の1万9000人あまりが詰めかけ、試合前から勝利を願うサポーターの熱気に包まれた。
(女の子)
「れお(高江選手)と土居聖真のゴールが見たい」
(女の子)
「(何点とって欲しい?)4点くらい!」
(男性)
「勝てると信じているが、どういった結果になるか緊張している」
(男性)
「最初の頃はわからなかったが、今は上り調子になった。移籍組がすごかった」
(親子)
「土居聖真がんばれ!」
(グルーブ)
「J1昇格へがんばれ!」
試合開始2時間前、選手たちを乗せたバスが到着すると…。
9カ月間の長いリーグ戦をともに戦ってきたサポーターが応援歌で迎え、選手たちを鼓舞した。引き分け以上でプレーオフに進出できるとはいえ、欲しいのは勝利だけ!
山形は開始2分、小西がセカンドボールを拾うとイサカのパスを受けた安部が左足を振り抜いた。安部の今シーズン初ゴールでいきなり先制。
24分には安部のロングボールに抜け出した土居が相手に倒されPKを獲得。これをディサロが決めて山形は2点目。ディサロは2試合連続得点で加入後8ゴール目。この日も高い決定力を見せつける。
相手の退場で数的優位となった山形はその4分後。ボールを奪った土居が攻撃の起点となり前線のイサカへ。川井のシュートをキーパーがはじいた所を詰めていた土居が流し込んだ。山形の快進撃を支える土居がチャンスをしっかりとものにし、3点目を奪う!
さらに後半35分、坂本亘基が高橋とのワンツーで抜け出し、ダメ押しの4点目!
最後まで流れを渡さなかった山形が4対0で快勝!夏以降の勢いを表すかのような「圧巻のゴールラッシュ」で最終節を締めくくり、連勝記録はクラブ最多の「9」に。5月に16位まで沈んだ順位は4位に浮上し、3年連続でプレーオフ進出を決めた。
(DF5・安部崇士選手)
「まずは初戦、勝たなきゃ上がれないので、引き分けとかは考えず絶対に勝つというのと、サポーターのみなんに関しては、きょう以上にもっと力がほしいと思う」
(MF14・坂本亘基選手)
「今すごくいい勢いに乗っているので、その流れを止めないように進みたい」
目標のJ1昇格まで「あと2勝!」。昇格を願うサポーターからも喜びの声が聞かれた。
(男の子)
「こんなに点を入れるとは思わなかった。テストで100点取った時くらいうれしかった」
(女性)
「涙出そう。とてもうれしかった」
(親子)
「勝ちました。やりました。1点入って泣いて2点入って泣いて大変だった」
(親子)
「敵からも入れられずにモンテの人たちが入れてくれてよかった」
(男性)
「ホームで1回戦できるのは大きい。がんばってほしい」
J1昇格プレーオフ準決勝は来月1日、ホームで5位の岡山と対戦する。