特別国会が召集され、県関係の5人の衆議院議員も新たな任期をスタートさせました。能登の復旧復興など課題が山積する中、決意を新たにする5人の初日の表情を追いました。
向山アナウンサー:
きょう招集される特別国会。これから県関係の衆院議員も続々と国会に姿を現し、新たな一歩を踏み出します。
午前10時。まず国会に姿を見せたのは…
向山アナウンサー:
初当選した小竹凱(おだけかい)さんが今、初登院しました。緊張した面持ちです。
比例代表北陸信越ブロックで初当選した国民民主党の小竹凱さん。12日のために選んだ特別なネクタイで初登院しました。
小竹さん:
金沢の加賀とびの、金沢の芸大生が作ったネクタイです。地元の活動ももちろんですし、みなさんのために励んでいくという覚悟の現れです。緊張よりもこれから楽しみな気持ちの方が大きいです。
県関係の5人の中では、最年少の26歳。衆院選で躍進した国民民主党の新人議員としてバッジをつけられると決意を新たにしていました。
小竹さん:
重たすぎるバッジです。重責をしっかり受け止めてこれから頑張っていきたいと思います。
近藤さん:
おはようございます。
被災地・石川3区から15年ぶりに選挙区で当選した立憲民主党の近藤和也(こんどうかずや)さんは、選挙戦での防災服姿からうって変わってスーツ姿で国会に姿を現しました。
近藤さん:
能登のこれから1、2年というのは、100年200年先を決めるくらい大切な時期だと思います。政権が今変われば、私自身が防災担当大臣をやらせてほしいという思いがありますし、今大変だけど何とか前を向いていこうと思っていただけるよう頑張っていきたいと思います。
その近藤さんと石川3区で議席を争い、比例復活した自民党の西田昭二(にしだしょうじ)さんは…
西田さん:
地元の被災者のみなさん方の気持ちを思うと、新たに職責をいただいたことで身の引き締まる思いでございます。いままでにない未曾有の大災害の後の選挙ということもあって職責の重さを今まで以上に感じているところでございます。
石破政権の続投が決まり、少数与党となった自民党。自民党の議員からはこれまでにない国会の駆け引きが求められることを踏まえ、次のような声が聞かれました。
佐々木さん:
少数与党ということですから、厳しい国会運営が予想されるので緊張感を持って取り組みたい。能登半島の復旧復興であったり政治資金の改革であったり自民党が率先して取り組んでいくことが非常に大事。
小森さん:
補正予算を通すにも与党だけではできない状態なので新しい国会の在り方を模索していかなければいけない。1期目は初めてのことばっかりでしたがこれからはさらに大きな仕事をしなければいけないし、責任を感じています。
能登の復旧復興に向けて課題が山積する中5人はどのように国会で存在感を示していくのか。被災地だけでなく県内全体から視線が注がれています。