10月、再稼働した女川原発2号機で計測機器に不具合が見つかり、点検のため原子炉が停止した問題で、ナットの締め付け作業が不十分で計測機器が通る管が外れ、検出器が逸脱していたことが原因と分かりました。
10月29日に再稼働した女川原発2号機で、11月3日、原子炉内の中性子を測定する計測機器が途中で動かなくなるトラブルが発生し、東北電力は翌日、原子炉を停止して原因を調査していました。
東北電力は11日、不具合の原因は「原子炉格納容器の外から計測機器が自動で通る管の接続部分やナットの締め付け作業が不十分だったため外れ、検出器が管の外に逸脱し、原子炉内に到達していなかったため」と明らかにしました。
東北電力は他の管の接続部のナット227カ所の再点検などを行い「準備ができ次第、再び稼働させたい」としています。