トランプ次期大統領の首席補佐官に、史上初めて女性が起用されます。

トランプ氏は7日、大統領選で選挙対策本部長を務め、過去2回の大統領選でもトランプ氏を支援したスーザン・ワイルズ氏を大統領首席補佐官に起用すると発表しました。

女性の起用は史上初となります。

首席補佐官は大統領に最も近く、ホワイトハウスを取り仕切る要職で、現地メディアは「忠誠心を重視した人選」だと報じています。

トランプ氏は声明で「史上最大の政治的勝利に導いてくれた」と評価した上で、「史上初の女性首席補佐官に迎えることを名誉に思う」と強調しています。

トランプ氏の勝利宣言以降、新政権の高官人事の発表は初めてで、2025年1月の政権発足に向けた動きを本格化させています。

このニュースについて、フジテレビ・立石修解説委員室長に聞きます。

──女性で初めて登用した狙いは?
トランプ氏は勝利演説の際にワイルズ氏を、アイスメイデン「氷の乙女」と紹介をしています。
冷徹で冷静沈着な女性という意味です。
ワイルズ氏はこれまで表舞台に立ったことはなかったのですが、40年近く選挙スタッフなど裏方として政治には関わっていて、政治は熟知している。
記者の扱いやメディアの扱いにも長けていると評判で、トランプ氏とはタイプが全く違う調整型の人物です。

──女性を登用しているというイメージ戦略を感じるが、今後どういう人事を行う?
第1次トランプ政権では、表舞台で活躍してきた政治家や軍人といった人物を登用してきましたが、結局そのあとはもめて、解任する騒動が相次ぎました。
ワイルズ氏は10年以上トランプ氏を選挙面で支えてきた人物ですが、今回は知名度や実績より自分にいかに忠実か。そこに重点を置いてスタッフを選ぶと思います。

フジテレビ
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国際取材部
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