岩手県二戸市と久慈市を結ぶ国道395号線沿いにある洋野町の「道の駅おおの」は体験型観光施設「おおのキャンパス」を構成する一施設だ。
大野ふるさと公社 槻木澤拓也事務局長
「広大な27haの土地の中に、14もの多様な施設が存在しているところが特徴」
おおのキャンパスでは木工・陶芸・裂き織りと様々なものづくりを体験することができる。
木工体験の工房では、皿作りには「手かんな」という道具を使う。
おおのキャンパス 猫屋敷誠さん
「職人さん一人一人作っているが、これで彫って仕上げる」
「クラフト展示室」には大野木工をはじめ、陶器や裂き織りなど地域の工芸品が多数展示・販売されている。
また、新鮮な野菜や果物そして加工品が並ぶ「産直おおの」がある。
さらに毎年全国大会が開かれるという「パークゴルフ場」は、自然地形を生かした広大な敷地に11コース・99のホールがある。
大野ふるさと公社 槻木澤拓也事務局長
「(パークゴルフ場は)景色が良くて広くて気持ちいい。空気も澄んでいて運動にもなり、素晴らしいコースだと褒めてもらっている」
おおのキャンパスには、他にも様々な施設がある。
パークゴルフの疲れを癒してくれる入浴施設「おおの健康の湯」。
宿泊施設「グリーンヒルおおの」の中には、地域の食材を使った料理が楽しめるレストランがある。
地域のダムをモチーフにしたという「おおのダムカレー」はピリ辛で後から辛みが追いかけてくるような感じのカレーだという。
カレールーは、クミンやカルダモンを始め厳選した8種類のスパイスで仕立て、そこに洋野町産の純和鶏のうまみを加えている。
グリーンヒルおおの 猪鼻敏男調理長
「鶏もも肉を1時間半くらい煮込み、ソースに味がしみわたるように」
車で5分ほど離れたところにある「大野ダム」の自然風景と同様、ダムカレーの野菜も季節によって移り変わるようだ。そして「おおのダムカレーカード」は注文した人の特典だ。
このほか大自然ならではの施設・ひろのまきば天文台や動物とふれあえる場所もある。
大野ふるさと公社 槻木澤拓也事務局長
「町の主な観光施設の一つとなっており、近隣の人たちにも色んな体験ができる施設として利用してもらっているので大変有意義な施設だと思う」
ものづくりを体験し、地域の食材を使ったソウルフードを味わう。
おおのキャンパスは雄大な自然のなかで一日楽しめる場所だ。