視覚障がい者が駅のホームから転落する事故を防ぐためJR盛岡駅(岩手県)で11月7日、鉄道の安全な利用方法を学ぶ講習会が開かれました。
この講習会は視覚障がい者が安心・安全に鉄道を利用できるよう日本盲導犬協会仙台訓練センターが岩手県内では初めて行いました。
参加したのは県内の視覚障害者6人で協会の職員からサポートを受けながら電車に乗るまでを体験しました。
はじめに券売機の音声案内や点字にしたがい切符の購入方法を確認、この後ホームでは転落しないようつえを地面から離さず動かすことやホームの内側を示す線状のブロックがあることを学んでいました。
参加者
「注意散漫になるから基本からきちんと確認することはいいこと」
日本盲導犬協会仙台訓練センター 大谷孝典さん
「(目が)見えづらくなって電車を利用しづらくなったとか出かけられなくなったと声いただく。外出のきっかけにつながったらいいな」
協会によりますと2023年度視覚障がい者が駅のホームに転落した件数は全国で56件にのぼり、今後も講習会を継続的に開き事故防止につなげたいとしています。