ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカのトランプ氏の大統領選勝利を受けて、アメリカとヨーロッパの良好な関係維持の必要性を改めて訴えました。
EU(ヨーロッパ連合)の加盟国や周辺国の連携を強化するために設けられた「ヨーロッパ政治共同体」の5回目の首脳会合がトランプ氏の大統領選勝利から一夜明けた7日、ハンガリーの首都ブダペストで開かれました。
会合にはイギリスのスターマー首相やフランスのマクロン大統領など45カ国以上の首脳らが出席したほか、ウクライナのゼレンスキー大統領も参加し、ウクライナ支援に消極的なトランプ次期政権に備え、対応などを議論しました。
会合ではゼレンスキー氏が、前日にトランプ氏と電話で会談したと述べた上で、「ヨーロッパには強いアメリカが必要で、アメリカには強いヨーロッパこそ必要だ。その関係こそ大切にしなければならない」と良好な関係維持の必要性を訴えました。