新潟市で5日夜、80代男性が運転する車が猛スピードで逆走し、軽自動車と正面衝突する事故が起きた。男性は重傷で、軽自動車の運転手は軽傷を負った。警察は、80代男性は逆走していた認識がなかったとみている。
「60km以上は出てたかな」逆走車とすれ違い
新潟市のバイパスで5日午後9時20分、追い越し車線を走るトラックが走行車線に車線変更した次の瞬間、目の前に現れた逆走車が、猛スピードで通り過ぎていく一部始終がカメラに捉えられた。
この記事の画像(11枚)逆走車とすれ違った男性は「あまりにも一瞬の出来事で、逆走と気づくのに少し時間がかかった。(時速)60km以上は出てたかな」と当時の状況を語った。
映像が撮影された約20分後、約10km離れた場所で撮影されたのは、道路の端に止まる2台の車。右の車は前の部分が大きく凹み、左の車は部品が剥き出しになっている。逆走車が、軽自動車と正面衝突していたのだ。
事故現場を撮影した男性も直前に逆走車とすれ違い、警察に通報していた。どうなったのかが気になり、遭遇現場付近に戻ったところ事故が起きていたという。
逆走していた認識がなかったか
逆走車とすれ違った男性は「ショックというか、めっちゃ悲しい。もっと何かできたんじゃないかなと思う」と語った。
逆走車を運転していたのは80代の男性で、警察は、逆走していた認識がなかったとみている。この事故で、軽自動車の運転手が軽傷を負い、逆走車の運転手は重傷だが命に別条はないという。
(「イット!」11月7日放送より)
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