ほろ苦いお茶も、自分で点(た)ててみると、おいしく感じられたようです。
熊本市の幼稚園で7日、園児たちが茶道を体験しました。
少し緊張した様子で和室に入ってくる園児たち。東海大学付属かもめ幼稚園の茶道教室です。
これは、日本の伝統文化である茶道に触れることで、礼儀などを学んでもらおうと、毎年開かれているものです。
7日は、3回に分けて計約80人の園児が参加。東海大学付属熊本星翔高校 茶道部顧問の小原 宗京さんに作法を教わります。
6月には先生に点ててもらったお茶を味わったことがある園児たち。
まずは秋らしい紅葉をモチーフにした砂糖と寒天でできたお菓子『寒氷(かんごおり)』をいただきます。
口に入れると甘さが口いっぱいに広がり、思わず笑顔に。
そして、いよいよ園児たちが自分でお茶を点てます。
茶せんを手に持ち、かき混ぜて泡立てたあと、ゆっくりと味わいました。
【園児】
「おいしかった」
「お茶は少しだけ苦かったけど、おいしかった」
「おいしかったけど、ちょっとだけ苦かった」
園児たちは学んだことを生かし、来年1月には『卒園茶会』を開くということです。