島根県では「闇バイト」やSNS型投資詐欺などに一層の警戒を強めようと、11月6日、県警と県内の企業や団体の担当者が集まって連絡会議が開かれました。

6日の会議は県警と県が県内の企業や団体などと作る特殊詐欺撲滅対策推進連絡会議で定期的に情報交換などを行っていますが、6日は特にSNS型投資詐欺の実態の一部が公表されました。

島根県警察本部生活安全企画課・原田慎太郎係長:
「これ私が実際に使っていたスマートフォンに出てきた広告の中から投資詐欺に繋がる分があったので、実際に私がどのように騙されるかということをアカウントを登録してやってみました」

県警が詐欺の犯人と思われる人物とLINEで接触した際のやりとり画面です。
アナリストを名乗る人物から送られてきたメッセージには…。

『私たちは毎日の経済の情報を共有し、評価するのです』『私は20年以上の投資経験があり、株式、信託、外国為替について非常に深い研究をしています』

その後、個人同士のやり取りから90人以上が参加するLINEのグループへと誘導し、取引所のアプリをダウンロードするよう促されたということで典型的なSNS型投資詐欺の流れだったといいます。

警察では実例を示すことで注意喚起を強めたいとしていますさらに…。

島根県警本部組織犯罪対策課・花岡隆室長:
「暴行や窃盗を犯行するグループ関東・首都圏で非常に多発している匿名・流動型犯罪グループ・通称トクリュウと呼ばれている」

首都圏などで相次いでいるいわゆる『闇バイト』による犯罪の横行で島根県内ではまだ犯行はありませんが、警戒を強める必要性を訴えました。

島根県警本部生活安全企画課・原田慎太郎係長:
「高額な報酬が即もらえる。そうしたアルバイトの募集は大変危険な情報だと思いますので、そうしたものには応募しないようにしていただければと思います」

出席者は変容する犯罪の恐ろしさを改めて認識するとともに防犯の強化を確認していました。

TSKさんいん中央テレビ
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