11月1日、市役所の税務課職員の「オカダ」を名乗る男から南国市の無職の女性(60代)の家の固定電話に「秋の経済対策申請の関係で納税超過の2万3650円還付金があります」などという電話がありました。
女性が受け取りを希望する金融機関を教えると、自宅近くのATMまで行き、03で始まる番号に連絡するよう指示されました。
女性がATMに到着し電話をかけると「オカダ」とは別の男が出て、指示されるままATMを操作したところ残高不足によるエラーとなりました。
男は「手続きを間違えた」と言って別のキャッシュカードを挿入するよう指示。女性は還付を受けるために必要な手続きであると思い、指示されるがまま、ATMを操作した結果、およそ50万円を送金させられました。
女性は送金後、男に明細を「捨ててください」と言われたことをおかしいと思い、だまし取られたことに気付きました。
今年(2024)に入ってきょう(11月6日)までに特殊詐欺は44件発生し、被害額は約1億8687万円にのぼります。去年(2023)の同じ時期と比べて19件増加していて、被害額も1億3545万円増えています。
県警は還付金の連絡が電話だけでくることはないので、落ち着いて判断してほしいと呼びかけています。