認知症に対する理解を深めようと、当事者の視点を知るVR体験会が5日江北町で開かれました。

【リポート・戸川真夢】
「こちらのVRゴーグルをつけると、認知症の疑似体験ができるんです」

この催しは仮想空間を体験するVRで認知症の人の視点を知り、当事者の気持ちを理解してもらおうと江北町が開いたものです。
5日は町の職員や地域のボランティアなど27人が参加し、自分がどこにいるのかわからなくなる状況や、実際にはないものが見える「幻視」などを映像を通して体験していました。
参加者はこのあとグループディスカッションを行い、大声を出したり、相手を振り払ったりといった「問題行動」をとるのには理由があることを学んでいました。

【参加者】
「想像以上に怖い思いをしているとか不安な気持ちをもって過ごしていることがわかった」
「認知症の人への声かけや手助けをするとき本人の気持ちになって、怖いと言われたら一度座ってもらうとかしていきたい」

サガテレビ
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