天皇皇后両陛下は文化勲章を受章した漫画家のちばてつやさんなどを招き、5年ぶりに「茶会」を催されました。

長女の愛子さまも初めて茶会に同席されました。

午後2時半ごろ、両陛下は宮殿で、秋篠宮ご夫妻、愛子さま、佳子さまと共に文化勲章を受章した漫画家のちばてつやさんやチェリストの堤剛さんら7人と面会されました。

引き続き陛下は、文化功労者に選ばれたプロゴルファーの青木功さん、高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した建築家の妹島 和世さんなどと挨拶し、「皆さんが努力を重ね、学術、文化、芸術、スポーツの分野で大きな成果をおさめられたことを誠に喜ばしく思います」と祝福されました。

その後、両陛下は皇族方と共にテーブルを囲み、食事を交えて受章者と懇談されました。

去年は飲食なしで両陛下のみの懇談で、文化勲章受章者などを招いた飲食を伴う「茶会」の開催は5年ぶり、コロナ禍以降初めてです。

宮内庁によりますと以前よりもテーブルを大きくして感染対策を取り、食事の内容もオードブルやフルーツなど軽食に変更したということです。

陛下は、「おめでとうございます」「情報はどのようにして収集を?」などと声をかけられ、茶会に初めて出席した愛子さまはクリーム色の装いで、深紅のスーツ姿の佳子さまと共に着席されました。

佳子さまがまず、「色々な一次資料をお調べになっていらっしゃるんですよね」などと会話を始めると、愛子さまは江戸時代の日朝関係史が専門の田代和生・慶応大学名誉教授に「実際に現地に赴かれて?」と質問するなど、お二人はそれぞれの業績について尋ねながら、和やかに会話を交わされました。

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