兵庫・西宮市の県道を走っていた車が、センターラインをはみ出した黒い車と衝突しそうになる瞬間をカメラが捉えていた。衝突は回避できたと思われたが、車に傷があることがわかり、被害者は警察に通報。しかし相手は特定できず、自費で修理することになった。
バンパーに無数の傷「モヤモヤしか残らない」
10月26日午後6時ごろ、兵庫県・西宮市の県道でカメラが捉えたのは、センターラインを大きくはみ出し、突如目の前に現れた黒い車だ。
この記事の画像(13枚)「わーーーー!!何これ!?何してんの?危ない!!」
車内には叫び声が響いた。
映像には、黒い車のドライバーとのやりとりも記録されていた。
黒い車:
当たりました?
ドライバー:
多分ギリギリだったけど、なんでこっち向かってきたんですか?
黒い車:
すみませんでした。
ドライバー:
気をつけて下さい。当たらなかったから良かった。当たってないんですよね?
黒い車:
はい。
ドライバーはとっさに急ブレーキをかけ、ギリギリで衝突を回避したと思っていた。しかし…。
「確認したらバンパーが割れていたり、フロントにキズがついたりっていう…」
黒い車が去った数分後、車の状態を確認したドライバーが見たのは、バンパーにできた無数のキズだった。実は対向車の黒い車とわずかに衝突していたという。
「急ブレーキの衝撃はありましたけど、ぶつかった衝撃っていうのは体で感じなかったんで…」
事故直後のやりとりでは、ドライバーが「当たってないですよね?」と確認していたが、黒い車の運転手は「はい、スバル(アイサイト)の車で良かった」と返していた。
黒い車が去った後、ドライバーは被害に気づき、警察に通報したという。
「警察は現場検証のみで、車もキズついて相手も分からない。修理も自分たちでしないといけないってなると、やっぱりモヤモヤしか残らない」
(「イット!」11月4日放送より)