キャンピングトレーラーで重要会議

山あいに止められた1台のキャンピングトレーラー。
中をのぞいてみると、行われていたのは重要な会議だった。

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2019年春、新規事業を立ち上げた「パソナJOB HUB」。
都会に暮らすフリーランスなどの人材と地方の仕事をマッチングするという新しい事業を担うプロジェクトチームは、積極的にオンラインでの会議を取り入れている。

パソナJOB HUB
パソナJOB HUB

パソナJOB HUB・加藤遼事業統括部長:
どうしても日々のミーティングだと、報告・連絡・相談が中心になっていて、(社員が)リアルにコミュニケーションをとっていく必要性を感じている 。

こうした問題を解消するために、この日 メンバーが訪れたのは、郊外のバーベキュー場に設置された1台のキャンピングトレーラー。これは、オフィスとして企業に貸し出すために特別に改造されたトレーラー。
室内は、テーブルとソファ、エアコンやモニターを完備。
さらに、ホワイトボードやWi-Fiなども用意されている。

早速、みんなでトレーラーに乗り込むと...。
オフィスに比べると小さなトレーラーの中では、お互いの距離が縮まり、積極的な意見交換ができるのではないかと期待が高まる。

みんなの創造性を最大にするための環境

利用した社員:
すごくかわいらしくて、人の距離がすごく近いのもいい。
トレーラーはクリエーティブスペースですね。みんなの創造性を最大にするための環境が、ここにはある。
トレーラーの中だけではなく、屋外のスペースを使うこともできる。

まさに都会の喧騒とは無縁の、自然に囲まれた環境で会議に集中することができる。

利用した社員:
いつもと景色が変わるだけで、こんなにも意見が活発になったり、みんなとの距離が近くなった。
普段思っていても口に出さないことが話せて、すごくいい時間だった。

このトレーラーオフィスのレンタルサービス、料金は、5~6人の利用で、1日10万円程度。
設営から備品の準備、食事や送迎の手配まで、全て運営会社が担当する。

自然の中で日常を遮断してチーム作り

カンターキャラバンジャパン・並木渉代表:
自然の中のオープンなところで、日常を遮断してチーム作りをやりたいという引き合いが多くなっている。

トレーラーの設置場所は、平日には観光客が訪れることの少ないレジャー施設などと提携している。

並木代表:
平日の昼間、遊休化した施設や土地がたくさんあることを感じる。そこにわれわれのサービスを使って、都心の企業に10名くらいで来てもらうと、いい効果が生まれてくるのではないか。

カンターキャラバンジャパン・並木渉代表
カンターキャラバンジャパン・並木渉代表

(「Live News α」11月11日放送分)